暖かい部屋

今日は、最高5度で、最低1度だったそうだ。

全国の予報を見ると、福岡が最高28度らしいので、何となく損した気持ちにはなってしまうのだが、実際は、今日はほとんどを部屋の中で過ごしたので、「寒いな~」という感じはない。


実際、札幌のマンションで暮らしていると、部屋の中の暖かさには驚く。

夜は暖房は切って寝ているが、朝起きて、部屋の気温を見ても、

今までのところ19度を下回ったことがないのだ。


私の福岡の家は、昭和っぽい日本家屋で、(実際は平成元年に建てられた。)

冬は、外より家の中にいるほうが寒い時がある。一番寒いときで、8度とか9度とか。

それなのに、暖房費節約のため、こたつを中心に生活をしている。(我が家はぜんそくもちがいるので、灯油がNGで、エアコンとかオイルヒーターしか使えない。)


それに比べて、札幌のマンションは本当に暖かい。

窓も二重だし、壁も分厚い感じがする。(断熱材がたくさん入っているらしい。)

そのうえ、換気をする必要がないストーブが完備されているので、いうことがない。

こたつがないのは寂しいが、実際、こたつまで使う必要性を感じない。


これで雪が積もるようになったら、、

「外は雪景色であんなに寒いのに、家の中は暖かいね~」という夢のような、ぜいたくな雰囲気になるのだろう。

ちょっと、それはあこがれている。(多分、多くの九州人はあこがれる。)


札幌で過ごしていると、建築の雰囲気が全然違うし、湿度も違うし、

なんとなく、異国にいるようで、うっとりとした気持ちになるときがある。


な~んて、リラックスする時間もつかの間。

現実は、毎日息子たちと戦争のような?こともありながらの日々。

息子たちは、毎日憎たらしいことを言う。

私も腹が立って、「ああ、もう福岡に帰りたい。かってにしろ!」とおもう。

なのに、さらに憎らしい息子たちは、戦いの後に、

不器用な愛の気持ちを、時々「ありがとう」という言葉にこめる。

その「ありがとう」の破壊力はすごい。

母は、本当に、切ないもんだな。


北海道の暖かい部屋は、母親の存在に似ているのかもしれない。

外がどんなに寒くても。

そこだけは、やっぱ、暖かいんだな。


札幌滞在記

8か月間、札幌に住むことになりました。

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